コミュニティ行動規範

Pylons プロジェクトの開発者は Ubuntu Code of Conduct を骨格とした普遍的な コミュニティ行動規範に忠実に従うように心がけています。 Pylons プロジェクトの下で貢献や対話を行う誰もがこの行動規範に従ってくれれば 大変幸いです。

(訳注: この文書の翻訳は Ubuntu Japanese Team による Ubuntu 行動規範 を参考にしています。 この翻訳のライセンスは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 一般ライセンス に従います。)

他者を思いやれ

あなたの成果物は他の人たちによって利用され、あなたも他の人たちの成果物 に依存しています。あなたが行う決定はユーザーや仲間に影響を与えます。 私たちは、あなたが決定を行う際に、それがどのような結果をもたらすか考慮する ことを期待します。例えば、機能凍結状態にあるときには、重要なシステム ソフトウェアの劇的に新しいバージョンをアップロードしないでください。 これは、他の人々が凍結されたシステムをテストしていて、大きな変更を期待 していないからです。

他者を尊重せよ

Pylons コミュニティとそのメンバーは、お互いに敬意をもって対応します。 誰でも Pylons に有益な貢献を行うことができます。私たちの意見は常に一致 するとは限りませんが、意見の不一致を振る舞いや礼儀の悪さの言い訳にしては なりません。私たちの誰もが時々は何らかの不満を経験するかもしれませんが、 その不満が個人攻撃に向かうのを看過することはできません。人々が不愉快や 脅威を感じるコミュニティは生産的なコミュニティでないことを肝に銘じて おくべきです。私たちは、 Pylons コミュニティのメンバーが、ほかの貢献者や Pylons プロジェクトの外部の人たちや Pylons のユーザーに敬意をもって対応 することを期待します。

協力せよ

Pylons とフリーソフトウェアは協力と共同作業に関係しています。協力はフリー ソフトウェア界において行われた作業の重複を減らし、開発されるソフトウェアの 質を高めます。他の Pylons メンテナーだけでなく、あなたの作業に関心 を持つ上流のコミュニティとも同様に協力すべきです。あなたの作業は透過的 でなければなりません。 Pylons からのパッチは、ディストリビューションが リリースされる時でなく、それが作られた時にコミュニティに還元されるべきです。 既存の上流プロジェクトに対する新しいコード上で作業している場合、少なくとも それらのプロジェクトに対してあなたのアイデアと進捗を定期的に知らせるように してください。アイデアの正しい実装に関して、上流プロジェクトから、 あるいはあなたの同僚からさえ、合意を得ることはできないかもしれません。 したがって、始める前にその合意を得なければならないと感じる必要は ありませんが、少なくとも外部の世界にあなたの作業を定期的に通知して、 外部の人があなたの成果をテストし、議論し、貢献することができるような やり方であなたの作業を公表してください。

意見が合わないときは

他の人に相談してください。政治的あるいは技術的な意見の不一致はいつでも 起こり、 Pylons コミュニティも例外ではありません。重要なのは、意見の 不一致や異なる視点を回避するのではなく、それらを建設的に解決することです。 助言を求め、意見の不一致を解決するために、コミュニティとコミュニティ プロセスに頼るべきです。様々なプロジェクトチームがあり、チームリーダーが います。チームリーダーは、どの方向性が最も受け入れられやすいかをあなたが 理解する手助けをしてくれるでしょう。あなたが本当に異なる方向に行きたい場合、 可能な限り共通のコアを利用するようにして、それまでに行われた作業に基づいた 派生的な配布物またはパッケージの代替セットを作ることを推奨します。

自信がないときは

助けを求めてください。 Pylons コミュニティには何もかも知っている人など いませんし、完璧だと思われている人もいません (もちろん BDFL を除いて)。 質問をすれば未然に防ぐことのできる問題は多いので、質問は推奨されます。 質問を受けた人たちは速やかに反応し、力になってあげてください。ただし、 質問は適切なフォーラムでするように気を付けてください。開発用メーリング リスト上で助けを求めるような話題からずれた質問は、議論の生産性を落とします。

退任するときは慎重に

どのプロジェクトでもメンバーの出入りがあるものですが、 Pylons もそれは 同じです。全面的にせよ部分的にせよ、プロジェクトから離脱するときは、 プロジェクトへの悪影響ができる限り小さくなるように配慮することを求めます。 つまり、離脱することをほかの人たちに知らせ、ほかの人たちがあなたが中断した 地点から再開できるようにきちんとした手順を踏んでほしいということです。